1995-08-26 ArtNo.2906
◆<星>政府、小売りスペースの新規供給を抑制
【シンガポール】小売りスペースの新規供給が小売り販売の成長を上回るペースで拡大しているため、政府は国有地払い下げ計画を下方修正する方針だ。
ヨー・チュートン通産相が24日催された小売業セミナーで明らかにしたところによれば、都市再開発局(URA)は昨年以来小売り不動産開発用地のセールを2分の1に縮小、特に中央ビジネス街におけるセールはほとんどがオフィス開発用地となっている。向こう3年間の新規小売りスペースの潜在的供給量は22万平米だが、URAは計画の見直しや延期等で実際の供給量は13万4000平米にとどまるものと予想している。こうした中で小売りスペースの稼働率は1994年の92.7%から1997年には3%ポイント下降する見通しだ。一方、シンガポール観光局(STPB)は過去2年にわたりグレート・シンガポールを主催してきたが、来年以降その任をシンガポール小売業者協会(SRA)に引き継ぐ方針だ。しかしSTPBは今後も同催しに対する支援を続けると言う。(ST,BT,LZ:8/25)
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