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2002-06-17 ArtNo.29059
◆フィリップス、PCB製造の完全出資子会社設立計画
【ニューデリー】家電会社Philips India Ltdのオランダの親会社、Koninklijke Philips Electronics NVは、プリント基板(PCB)や他のコンポーネントの製造を手がける新たな完全出資子会社をインドに設立する。
ビジネス・スタンダードが6月13日、オランダ拠点のPhilips Consumer Electronicsの通信事業担当マネージャー、Cor Vreven氏の言として報じたところによると、インドにおけるPCB製造ビジネスは、親会社の世界的組織再編計画に基づき当初資本金5クロー(US$102万)の新子会社に統合される。新会社の当初3年間のビジネスの半ばは契約製造業務で占められる見通しだ。目下のところPCBビジネスは100%グループ内のキャプティブ需要に応じている。
PCBはテレビジョン、音響機器、医療機器等に用いられるが、これらの部門は向こう数年間に何れもブームを呼ぶものと見られる。フィリップスは既に半導体やチップを他のテレビジョン・メーカー等に供給している。
フィリップスはインドにおける新会社の設立に必要な手続きを既に行っている。これはPCBビジネスを別会社として独立させるフィリップスのグローバル計画の一環。同方針は1998年に下され、昨年Philips Contract Manufacturing Services(PCMS)が設立された。
PCMSの法人登記が完了後、インドに新設される子会社を含め、PCBに関わるグループ企業は全てPCMSの傘下に統合される。別会社にすることにより、グループ外の顧客を対象にしたPCBビジネスが手がけやすくなり、この種の社外向けビジネスが2、3年内に30%を占めることになる。目下、PCBビジネスの年商は17億ユーロで、大部分がグループ内のビジネスで占められている。
マハラシュトラ州Puneに設けられた既存PCBプラントで生産された製品は全てグループ内で使用されている。Vreven氏もフィリップスの他の幹部もインドにおけるPCBビジネスの年商を明らかにすることを避けた。
観測筋によると、フィリップスはインドをPCBを含む家電製品キー・コンポーネントのグローバル・ソーシング・ハブにする計画で、他の家電会社もその恩恵を享受できる見通しだ。フィリップスは韓国家電産業成長の燃料としての役割を務めたが、同様なことがインドで再現されない理由はないと言う。
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