SEAnews 2002-06-17 ArtNo.29057

【ニューデリー】冷蔵庫製造のWhirlpool of India Ltd(WIL)とGodrej Appliances Ltd(GAL)は、韓国の家電会社LG Electronics India Ltd(LGEIL)が、霜取り不要冷蔵庫に実際よりも大きな容量表示を行っているとして、それぞれ独占・制限的商行為監視委員会(MRTPC: Monopolies & Restrictive Trade Practices Commission)に訴えた。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが6月13日、ＷＩＬとＧＡＬの訴えを引用し報じたところによると、インド標準局(BIS:Bureau of Indian Standards)は最大3％の誤差を認めているが、ＬＧはその冷蔵庫に実際の容量を11～14％上回る表示を行っていると言う。
中央政府機関Central Power Research Institute (CPRI)が検査したところ、ＬＧの250リッター冷蔵庫GR-T-252 GPモデルの実際の容量は225リッター、280リッター・モデルGR-T 282 GPの実際の容量は254リッター、225リッター霜取り不要冷蔵庫の実際の容量は202リッターに過ぎなかった。
MRTPCはこれを受けて、LGEILに10日以内に以上の訴えに対する釈明を行うよう命じた。次の審理は7月3日に行われる。
LGEILスポークスマンは地元紙の質問に対し、「同社は著名な検査機関に冷蔵庫の検査を依頼、ＷＩＬとＧＡＬの訴えが誤りであることを証明する」とコメントした。