2002-06-17 ArtNo.29056
◆キネティック、ハイパワー・クルーザー・バイクの発売計画
【ニューデリー】年商1200クローのマハラシュトラ州Pune拠点の二輪車メーカー、Kineticグループは、1年内に110ccバイクを発売するとともに、よりハイパワーなクルーザー・バイク・セグメントに進出する計画だ。
エコノミック・タイムズが6月13日報じたところによると、キネティックのArun Firodia会長は、「175ccクルーザー発売の可能性を検討しており、2ヶ月以内に最終方針を決める」としているが、消息筋は「方針は既に決まっており1年内に最初のモデルが発売されるはず」と語った。キネティックはオート・エクスポ会場にハイパワー・バイク3モデルを展示しており、これによりキネティックはモーターサイクル・カテゴリーの全てのセグメントにプレゼンスを築くことになる。100ccバイク、“Kinetic Challenger”はコンビネーション・セグメント、125cc“GF” バイクはハイ・パフォーナンス・バイク、最近発売した100cc“Boss”はエコノミー・セグメントに、それぞれ属している。デリーにおけるショールーム価格3万1999ルピーのBossは、Bajaj Boxer/TVS Max/Hero Honda Dawnとシェアを争うことになる。
Firodia会長はBossは量販車で、この種のエコノミー・セグメント・バイクが2年内に同社売上の75%に貢献することになると語った。キネティックはスリランカ向けに輸出した100台を含め、今月Bossを初出荷した。
Firodia会長によると、インドのモーターサイクル市場は今年20%の成長が見込まれるものの、昨年の37%の伸びには及ばない見通しだ。今年初2ヶ月(4-5月)には40%の成長が記録されたが、これは昨年初数ヶ月の販売成績が低調だったため。今年4月には51.6%、5月には40%の伸びが記録された。
キネティック傘下のKinetic Engineeringは、国内主要モーターサイクル・メーカー7社中の5番目にランクされている。
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