【ニューデリー】国内金融機関は向こう5年間にインフラ・プロジェクトに5万クロー(US$101.978億)を融資することを認めた。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが6月14日報じたところによると、Yashwant Sinha蔵相は13日催された金融機関代表との会議後以上の消息を語った。それによると金融機関(FI)、State Bank of India(SBI)、Life Insurance Corporation(LIC)は4~5年間に4万~5万クローをインフラ・プロジェクトに注入することを認めた。これは大蔵省が立案した国内経済及び産業の復興を促すための公共投資計画の一環である。蔵相は、これ以前に鉄道/ナショナル・ハイウェー/農村道路/港湾/観光/都市開発等の領域に資金を注入する協調的アプローチに関して予算報告を行った経緯がある。
この日の会議では、インフラ・プロジェクトに対する融資を加速する狙いから特別機関(SPV:special purpose vehicle)としてインフラストラクチャー株式基金(IFE:infrastructure equity fund)を設ける可能性が協議された。
IFEの基金規模は1000クロー(US$2.04億)で、インド証券取引局(SEBI:Securities and Exchange Board of India)もコンサルテーションを提供する。またファンドはInfrastructure Development Finance Company (IDFC)により管理される。
SPV計画には、LIC/SBI/Industrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)/Industrial Development Bank of India(IDBI)を初めとする金融機関が参画する。これらの金融機関はSPVの組織形体や誰がコンソーシアムを率いるか等の点について今後方針を決めると言う。