SEAnews 2002-06-17 ArtNo.29048

【ニューデリー】今年4月の工業生産指数(IIP)の伸びは2.9％と依然低調で、昨年同月の2.6％に比べ多少改善したものの、一昨年4月の5.6％には及ばなかった。
インディアン・エクスプレス／エコノミック・タイムズ／ビジネス・スタンダード／デカン・ヘラルドが6月13／14日伝えたところでは、4月の製造業指数の伸びは2.5％と、引き続き低迷、昨年同月の2.7％及び一昨年同月の7.1％の伸びを下回った。
しかし今年4月の電力指数の伸びは4.9％と、昨年同月の1.5％及び一昨年同月の3.7％の伸びを上回った。鉱業指数の伸びも4.6％と、昨年同月の3.4％及び一昨年同月の4％の伸びを上回った。
基本財部門の成長率は3.2％と、昨年及び一昨年同月の3.8％と3.9％の伸びに及ばず、中間財部門のそれも2.1％と、昨年と一昨年同月の3.8％と5.7％の伸びを下回った。また資本財部門の成長率は1.6％のマイナス成長に陥った。昨年同月の資本財部門の成長率は－4.4％と、一層不振だったが、一昨年同月は10％のプラス成長が記録された。消費財部門の成長率は4.7％と、昨年同月の2.5％を上回った。この内、非耐久消費財部門の伸びは4.1％と昨年同月の1.3％の伸びを上回った。耐久消費財部門の伸びは6.1％と比較的好調だったが、昨年同月の6.4％には及ばなかった。