SEAnews 2002-06-14 ArtNo.29043

【ハイデラバード】ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)は、国内情報技術(IT)部門を年商700億～800億米ドルの産業に育成するための4施策をインド政府に提案した。
ビジネス・スタンダードが6月12日報じたところによれば、Nasscomは“Indian IT and ITES”セミナーの席上、先ず第1に、アイルランド投資開発局(Investment and Development Agency Ireland)もしくはシンガポール経済開発局(EDB)のような総合的な単一の窓口を設け、投資誘致政策の立案／インドの高品質なイメージの売り込み／注文仕立ての税制優遇措置や政府補助を通じた外資の誘致／海外企業の支援等を手がけるよう政府に求めた。Nasscomは、また、スタートアップ企業のためのインキューベーション施設の設置、業界の整理統合を阻害するハードル除去、電子政府専門委員会の設置と電子政府振興政策の立案等を提案した。NasscomのKiran Karnik会頭によると、インドの既存規則は、業界再編のための企業買収や合併を促す役割を果たしていないと言う。