【ムンバイ】Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)はスチール・トレーディング・ビジネスに本腰を入れ、伊藤忠/三井物産/三菱商事等のリーグに加わる計画だ。
インディアン・エクスプレスが6月10日伝えたところによると、TISCOスポークスマンは同紙に以上の消息を語った。それによるとTISCOは国際貿易部門を通じてこれ以前から鉄鋼のオフショア・トレーディングを手がけて来た。目的は、顧客のニーズに応じることで、Tiscoは、同ルートを通じ東南アジア、アフリカ、欧州の少なからぬ顧客に奉仕している。しかし今や国内においてもこの種の取引を手がける計画だ。これにより市場におけるプレゼンスを強化し、マージンを拡大できる。しかし引き続き社内部門を通じてスチール・トレーディングを手がけ、別会社を設ける計画はない。
トレーディング・ビジネスは、自社製鉄鋼製品の販売収入以外の追加収入をもたらす。しかしトレーディング・ビジネスの目標売上は特に設定していない。また顧客のニーズに応じることが、最優先される。好況と不況が周期的に訪れる鉄鋼業界において、トレーディング・ビジネスは収入の安定化に役立つと言う。