1995-08-26 ArtNo.2902
◆<星・蘇州>協力計画の成否は中台/中米関係にも依存:上級相
【北京】シンガポールのリー・クアンユー上級相は24日北京釣魚台国賓館で中国の李嵐清副首相と会談した際、蘇州開発の成否は単にシンガポールと中国の2国間関係に依存するだけでなく、中台関係及び中米関係の改善にも掛かっていると付言した。
リー氏はまたシンガポール蘇州工業区の開発に当たり導入したシンガポールから蘇州へのソフト移転計画を中国の他の地域にも拡大することを提案した。それによるとソフト移転計画の下、第1陣の江蘇省及び蘇州市政府官員45人に対する都市計画コースの訓練は既に完了している。同プロジェクトに公共部門職員180人を動員したシンガポール側は、この他に経済管理、労働管理、貿易管理等のコースも用意しており、中国の他省の官員の訓練を引き受ける用意も有ると言う。リー氏はまた蘇州タウンシップの開発には蘇州や江蘇省の人材だけでは不十分で中国全国から人材を募集する必要が有ること、投資に関しても中国の他の地域の企業の投資を積極的に誘致すべきこと、蘇州タウンシップの営業コストは既に近隣のそれを上回っているため、より良好なビジネス環境とサービスを提供する必要が有ること等を指摘した。(ST,BT,LZ:8/25)
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