2002-06-10 ArtNo.29011
◆BPL、LGのCTV販売ナンバー・ワン広告に反発
【ハイデラバード】LGがインドにおけるナンバー・ワン・カラー・テレビジョン(CTV)ブランドになったと宣言したことから、地元CTVメーカーの第一人者をもって任じるBPLが反発している。
エコノミック・タイムズが6月8日伝えたところによると、BPLスポークスマンは、市場調査会社ORG-GFKのデータを引用しマーケット・シェア17%の同社こそナンバー・ワン・プレーヤーであり、「5月の一次販売が10万台を突破したからと言ってナンバー・ワンを僭称することはできない」と指摘した。BPLのコメントは、LGが主要紙に掲載した『感謝御礼:インドのナンバー・ワンCTVブランドの目標達成、CTV販売10万台突破』の広告に対してなされたもので、LGは、「如何なる挑戦にも応じる用意がある」、「全ての製品の消費税リストを示すことも可能」と反駁している。
BPLスポークスマンによると、世界的に、また業種を問わず、“ナンバー・ワン・ブランド”の呼称は、消費者の購買量に基づくマーケット・シェアをベースにせねばならない。LGはディーラー対象の一次販売に関する社内データをベースにしており、消費者を対象にした二次販売ではない。一次販売は、値下げや掛け売り期間の延長により拡大することができるが、こうして水増しされた分は翌月返品されるだけである。従って月間一次販売が10万台を突破したからと言って『ナンバー・ワン・ブランド』を僭称することはできないと言う。
これに対してLGのGanesh Mahalingam重役(GM)は、「我々は月間販売台数がナンバー・ワンと言ったまでで、ORGのデータに疑問を呈したり、BPLを追い越したと言った訳ではない。また値下げを通じた販促は行っておらず、その実BPLの価格の方がLGの製品価格を下回っている。掛け売り期間の延長も行っていない。LGは需要問題には直面しておらず、むしろ供給面で困難に直面している。こうした点からも消費者に最も望まれるブランドはLGであり、消費者の同社製品に対する需要はかつてなく高まっている」と語った。
ORG-GFKのデータによれば、BPLは年初4ヶ月(2002/1-4)に33万8000台を販売、17.10%のシェアを占めた。これに対してLGは10.42%のシェアで、ナッバー・ツーにランクされた。しかしLGは年初5ヶ月には40万5000台を販売したと主張している。
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