2002-06-10 ArtNo.29008
◆Aventis、DNA組み換えインスリンの発売準備
【ムンバイ】Aventis Pharma Ltd(APL)は、2003年にはDNA組み換えインスリン“Lantus”と骨粗鬆症治療薬“Actonel”を発売する。
インディアン・エクスプレスが6月7日報じたところによると、APLのRamesh Subrahmanian重役(MD)は6日に催された証券アナリストらとの会合の席上以上の消息を語った。それによると、今会計年度には新薬を発売する計画はないが、2003年末にLantusを発売するのに先立ってマーケッティングの準備作業を行う。
基礎インスリン(long-acting basal insulin)の“Lantus”は、1日1回服用するだけで効果が長時間維持され、24時間にわたり血糖値を下降させることが証明されている。基礎インスリンは、緩やかに機能し、血糖値制御のためのインスリンへの依存を徐々に軽減、食物の消化が行われない際も細胞へのエネルギー供給を確保する。
今会計年度(2002)第1四半期には32%の売上増が見込めるが、同成長率を維持することは難しい。しかし依然としてトップ・ラインの二桁成長が見込める。マージンの改善は望めないものの、トップ・ラインの成長に牽引され、利益は拡大する。
IMS MATの2002年3月のレポートに示されているように同社の15製品はトップ300リストに含まれており、取り分けCardaceは75%、Clexaneは32%、Allegraは56%、Amarylは78%の成長を見たと言う。
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