2002-06-10 ArtNo.29007
◆Cosmo、年産1万トンのBOPP製造施設増設計画
【ムンバイ】二軸延伸ポリプロピレン(BOPP:biaxially oriented polypropylene)薄膜領域のリーダー、Cosmo Films Ltd(CFL)は、マハラシュトラ州AurangabadのWaluj工場に年産1万トンのBOPP製造施設を増設する。
インディアン・エクスプレスが6月7日伝えたところでは、CFLがWalujに設けた年産9000トンのBOPP既存施設は既に2001年に稼働している。CFLのSK Mittal重役(ED/CEO)が年次報告書(2001-02)の中で明らかにしたところによると、既存施設は100%の稼働率を実現しおり、市場の反応が良好なことから設備を拡張する方針を決めた。新生産ラインは今会計年度中に稼働する。生産ラインを追加することにより、キロ当たりBOPPの生産コストは大幅に下降、関税保護縮小に伴う価格実現率の下降を補うことができる。
一方、Gujarat Propack Ltdとの合併計画には既に着手しており、これによりCFLはBOPP国内市場及び輸出市場の指導的プレーヤーになることができる。CFLはインドから輸出されるBOPPの75%のシェアを握っているが、Gujarat Propackは国内BOPP市場の27%のシェアを占め、ナンバー・ツーにランクされている。
CFLはFMCG(Fast moving consumer goods)メジャーと緊密に提携し、BOPPの新たなアプリケーションの開拓に努めていると言う。
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