2002-06-10 ArtNo.29005
◆三菱化学PTAインディア、邦人スタッフ50人帰国
【コルカタ】三菱化学が58%、三菱商事/日商岩井/トーメン/住金物産等が24%、西ベンガル開発公社(WBIDC)が残りの18%を出資するMitsubishi Chemical Corporation PTA Indiaは、50人余の邦人スタッフ中2人を除き帰国させる方針を決めた。
エコノミック・タイムズが6月7日報じたところによると、これは、日本政府がインドにおける大使館や領事館の邦人スタッフを、必要最小限にとどめ、他は帰国させる方針を決めるとともに、日系企業にも同様の措置をとるよう勧告したのに伴うもの。
三菱化学は、日本、韓国、インドネシアにもPTAプラントを設けている。西ベンガル州に1500クロー(US$3.06億)を投じて設けた第4のPTAプラントは、世界的に需要が急増する中、操業時間を延長して需要に応じていた矢先だった。このため先週木曜に催された送別会の席では多くの邦人スタッフが不本意な表情を見せていたと言う。
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