2002-06-07 ArtNo.29001
◆パキスタンとの関係緊張に伴う損失は軽微:Nasscom
【ニューデリー】インドとパキスタンの関係緊張化により失われたビジネスは、今のところ存在しないが、緊張状態が継続すればビジネスに影響を及ぼす恐れがある。
エコノミック・タイムズが6月6日報じたところによると、ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software Services Companies)は、このほど以上の見通しを明らかにした。
NasscomのKiran Karnik会頭によると、インドのソフトウェア・サービス輸出の60%が反復性のものや長期契約に基づくもののため、ソフトウェア産業は、昨年9月11日の米国におけるテロ事件や12月13日のインド国会襲撃事件の衝撃も乗り切ることができた。またソフトウェア産業は災害管理(disaster management)やビジネス継続計画(business continuity planning)等の面でも十分な準備態勢を整えている。このためインド・ソフトウェア業界は、現在の緊張関係に対処する能力を備えていると言う。
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