【ニューデリー】IBM India Research Labs (IRL)は次世代遺伝子予測法(gene prediction algorithm)を開発するためのバイオインフォマティクス・プロジェクトに着手した。
ビジネス・スタンダードが6月6日、IRLのManoj Kumar取締役の言として報じたところによれば、次世代遺伝子予測法の開発は、IRLが手がけるバイオインフォマティクス及びライフ・サイセンス領域の様々なプロジェクトの1つ。
科学者が遺伝子配列情報を利用するためには、先ず研究対象にする遺伝子とその機能を特定する必要がある。生物工学局(DOB:department of biotechnology)の協力も得たプロジェクトでは、統計ツールやデータ・マイニング・ツールの応用に力が集中される。これはアルゴリズムが、異なったシナリオの下でも最大限のパフォーマンスを発揮するよう、学習効果を通じ遺伝子予測(gene prediction)の正確さを高める必要が有り、そのため公共のデータベースに蓄積された存在注釈付き遺伝子データ(annotated genomic data)リソースの活用が図られる。
インド工科大学(IIT:Indian Institute of Technology)ニューデリー・キャンパス内に設けられたIRLはこの他、マイクロアレイにより提供される挑戦と機会に対応する総合的なバイオチップ・インフォメーション・システムの開発に取り組んでいると言う。