SEAnews 2002-06-07 ArtNo.28989

【ムンバイ】Bayerの農作物保護ビジネス部門とAventis CropScienceが合併、新たに発足したBayer CropScienceが今月から営業を開始する。
ビジネス・スタンダードが6月6日、Bayer Indiaのステートメントを引用し報じたところによると、欧州委員会(European Commission)が4月に、また米国連邦取引委員会(Federal Trade Commission)が5月30日に、それぞれ承認したことから、総額72億5000万ユーロの両社の合併が6月3日に完了した。
インド・サイドにおけるBayer Indiaの農作物保護ビジネスとAventis Crop Science Indiaの環境科学ビジネスの合併後の予想売上は800クロー(US$1.63億)以上にのぼる。これによりバイエル科学ビジネスのインドにおける指導的地位が一層強化される。
一方、インディアン・エクスプレスが6月6日伝えたところによると、Bayer CropScience (BCS)は2002年6月14日、Aventis CropScience India Ltd (ACSI)の32.92％のシェア買収を目指し、後者株主に1株157ルピーで公開買い付けを提案する。Ambit Corporate Finance Pvt Ltdがボンベイ証取(BSE)に通知したところによると、公開買い付けの受付は2002年6月24日にスタートし、2002年8月22日に締め切られる。同公開買い付けの結果、一般投資家の持分が10％を割り込んだ際には、ＡＣＳＩの上場資格を返上すべきか否かに関する判断がＢＳＥに求められると言う。