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2002-06-06 ArtNo.28981
◆スクーター・インディア、ＭＵＬと工学製品の合弁製造計画
【ニューデリー】インド政府が95％出資する年商140クロー(U$2855万)のScooters India Ltd (SIL)は、Maruti Udyog Ltd(MUL)と合弁で工学製品を製造することを検討している。
ビジネス・スタンダードが6月3日報じたところによると、ＳＩＬは資本金10クロー(US$204万)と見積もられる合弁会社に26％出資する計画だ。ＳＩＬ幹部によると、同社は2002年のスタート時点からＭＵＬに接触、合弁交渉を開始した。しかしＭＵＬの民営化問題で協議は進捗を見なかった。スズキがＭＵＬの支配権益を握り、シナリオも一変した今、ＳＩＬは改めてＭＵＬとの交渉を開始する方針だ。合弁事業は、ＳＩＬの収入を拡大するだけでなく、新技術にアクセスする機会も提供する。
ＳＩＬは、製品マーケッティングを強化する狙いから金融会社との合弁も検討、同事業には10クロー(US$204万)を投資する計画だ。同社はこの点に関しては政府方面の支援も期待している。ＳＩＬは現在、Sundaram Finance／Ashok Leyland Finance／Industrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)と提携しているが、こうした提携を合弁に格上げすることを検討している。またこの種の合弁事業の経営管理はパートナーに任せる方針だ。
ＳＩＬは長期計画としてエンジン製造領域における合弁も検討している。ＳＩＬは2001－06年の5カ年計画の下、製品／プロセス／技術領域に56クロー(US$1142万)を投資する計画で、内、テア1サプライヤー及び金融機関との合弁に各10クロー(US$204万)を投資する。
新エンジンの開発に関しては、今年末までに350ＣＣ／4ストロークのガソリン・エンジンを市場に投入する。また600ｃｃのガソリン・エンジン、350ｃｃのディーゼル・エンジン、1250ｃｃのディーゼル・エンジンの開発も検討している。
ＳＩＬは市場シェアを2001－02年の6.73％から2005－06年までに10.04％に拡大、純益も同期間に1.6クロー(US$32.6万)から13.67クロー(US$279万)に拡大することを目指していると言う。
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