SEAnews 2002-06-06 ArtNo.28972

【ニューデリー】燃料に対する消費税率の引き下げに関わらずガソリンとディーゼルの価格はリッター当たり各2.50ルピーと1.50ルピー引き上げられた。
ビジネス・スタンダードが6月4日報じたところによると、今回の値上げは国際原油価格が今年3月以来1バレル当たり5米ドル値上がりしたのに伴うもの。消費税率の引き下げは、こうした国際価格上昇の影響を緩和するのに役だった。
インド政府はまた過去2ヶ月、ガソリン及びディーゼルをコスト以下で販売してきた石油会社の損失を補填する方針を決めた。同損失額は2000クロー(US$4.08億)にのぼると見積もられている。
新レートは6月3日深夜に発効、デリーにおけるガソリン価格はリッター当たり26.54ルピーから28.94ルピーに、ムンバイでは同30.78ルピーから33.47ルピーに、コルカタでは同26.99ルピーから29.39ルピーに、チェンナイでは同28.49ルピーから31.05ルピーに、またデリーにおけるディーゼル価格はリッター当たり16.59ルピーから17.99ルピーに、ムンバイでは同21.10ルピーから22.85ルピーに、コルカタでは同16.97ルピーから18.38ルピーに、チェンナイでは同18.10ルピーから19.63ルピーに、それぞれ上方修正された。