2002-06-04 ArtNo.28969
◆Icrisat、耐病性の強い遺伝子組み替え穀物開発
【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州ハイデラバード近郊Patancheruを拠点とする国際熱帯半乾燥地穀物研究所(Icrisat:International Crops Resarch Institute for Semi-Arid Tropics)は、遺伝子組み替え穀物開発活動の一環として病害に対する耐性を備えたピーナッツ/キマメ(木豆:pigeon pea)/ヒヨコマメ(chickpea)/アズキモロコシ(jowar)/サトウモロコシ(sorghum)の新品種を開発している。
インディアン・エクスプレスが6月2日、Icrisat筋の言を引用し報じたところによると、新品種の開発はまだ実験段階にある。こうした実験は、生物安全規定(bio-safety regulation)に基づき、特製のガラス・ハウス内で行われており、鉢植えや野外における播種は行っていない。政府の認可を得た後、3年内に実地試験(field trial)も行う予定だ。
Icrisatはこれまでに10~15種類のひよこ豆の新品種を開発した。これらの品種は短期間に生育し、2種類の伝染病に対する耐性を備えていると言う。
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