2002-06-04 ArtNo.28960
◆DLF、デリー近郊にUS$15.3億サイバーシティ開発
【ニューデリー】デリー拠点の不動産開発会社DLFグループはデリー近郊の125エーカーの土地に7500クロー(US$15.3億)を投じ、DLF Cybercitiを開発する。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが6月2/3日報じたところによると、DLFグループのK P Singh会長及びグループの持ち株会社DLF Universal LtdのRajiv Singh副会長がそれぞれ両紙に語ったところによると、先週土曜(6/1)に起工式が催されたDLFサイバーシティーはソフトウェア企業や情報技術(IT)対応サービス会社、その他の指導的企業に1500万平方フィート以上の事業スペースを提供する他、50万人分以上の住宅施設、3万5000~4万台分の駐車スペース、医療/教育/娯楽施設も備える。地元建築士Hafeez Contractorの設計に成るサイバーシティーの完成には5~10年を要する見通しだ。
DLFは7500クローの見積もりコスト中5000クローを自ら投資、残りは進出が予想される多国籍企業が投資することになる。DFLは5000クローの内1000クローは内部資金で賄い、4000クローは起債する計画だ。また米ドル建て固定レートのレンタル方式も検討している。こうすればルピー相場変動のリスクも回避でき、無関税で様々な設備機器を輸入、コストを顧客に転嫁することもできる。これによりプロジェクト・コストは大幅に下降する。
サイバーシティーは150MWの電力も必要とするため、DLF Powerは600クロー(US$1.22億)を投じてキャプティブ発電施設を設ける。Rajiv Singh氏によると、米国及び英国、そして欧州の複数の多国籍企業をターゲットに、バック・オフィス・オペレーションやIT対応サービス企業の誘致を図ると言う。
一方、ハリヤナ州のO P Chautala首席大臣によると、同相は来週代表団を率い中国を訪問、上海の浦東サイバーシティーを視察する。同相はその後別の代表団を率いてサンフランシスコに赴き投資家誘致活動を展開すると言う。
|