【ニューデリー】インド企業はビジネスの先行きに自信を深めており、インド産業連盟(CII)が実施したビジネス自信動向調査(CII Business Confidence Outlook Survey)対象者の56%が向こう6ヶ月間(2002/4-9)にビジネス見通しは改善すると回答、前回調査時の16%を大幅に上回った。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが6月2/3日伝えたところによると、CII及び関連組織のメンバー企業175社を対象に実施された同サーベイでは、2002年4-9月の間の見通しの他、2001年10月から2002年3月の間の業績が調査されている。それによると多くのインド企業が向こう6ヶ月間に需要が回復し、ボトムラインも改善すると楽観的見通しを示した。とは言え過去1ヶ月間に実施された同調査結果には最近のパキスタンとの関係緊張化等の政治動向は反映されていない。
向こう6ヶ月間には回答者の70%が生産拡大を計画、53%が追加投資を予定している。プロフィット・マージンの拡大を予想したものの比率も前回調査の34%から42%に拡大した。
財政上の制限要因としては44%が引き続き高金利を掲げ、最も御しがたい問題としては電力問題が提起された。