2002-06-03 ArtNo.28953
◆政府、VSNLのTata Teleservicesへの投資に見直し要求
【ニューデリー】インド政府は、民営化によりタタ・グループの傘下に入った国際電話会社Videsh Sanchar Nigam Limited (VSNL)に、グループ企業Tata Teleservicesに対する1200クロー(US$2.45億)の投資決定を見直すよう正式に勧告した。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルドが6月2日報じたところによると、電気通信委員会(Telecom Commission)サービス担当デスクのDr DPS Seth氏署名の書簡はVSNL経営陣に対し、VSNLが投資方針の詳細を審理するために設立を計画するサブ委員会を通じTata Teleservicesへの出資決定に改めて見直しを加えるよう求めている。
Pramod Mahajan通信情報技術相は先週金曜「タタ・グループの行為はモラルに反し、背任行為と言える」と指弾したが、Arun Shourie 政府持分処分担当国務相は同僚に同調することを避け、「VSNLの投資方針に関してはなお検討中で、我々は政府の一員として同問題に解答するだろう」とコメントした。
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