【ニューデリー】インドの輸出貿易は2001-02年を通じて低迷して来たが、4月には36億8000万米ドルと、昨年同月の31億1000万米ドルに比べ18%の目覚ましい成長を記録、2002-03会計年度のスタートを飾った。
エコノミック・タイムズとデカン・ヘラルドが6月2日、商事情報統計総局(DGCI&S:Directorate General of Commercial Intelligence and Statistics)発表のデータを引用し報じたところによれば、4月にはまた輸入が昨年同月比0.09%減の40億9000万米ドルにとどまったことから貿易赤字は昨年同月の9億7897万米ドルから4億922万米ドルに半減した。
4月の石油輸入は12億9000万米ドルと、昨年同月の11億9000万米ドルに比べ8.31%増加したが、非石油輸入は28億9000万米ドルから27億9000万米ドルに3.56%下降した。
例年第1四半期の輸出は概して低調なことから、今年4月の18%の成長は特質に値し、景気復調の兆しとも見られる。しかしオフィシャルは昨年第4四半期の輸出成長に大きな変動が見られたことから、依然として慎重な姿勢を見せている。