2002-05-31 ArtNo.28936
◆ONGC、North Kadi地区で3億6300万MT原油発見
【アーマダバード】Oil and Natural Gas Corporation Ltd (ONGC)はNorth Kadi地区で3億6300万メートル・トン(MT)の原油を発見した。
ビジネス・スタンダードが5月29日報じたところによると、North Kadiと他の26の原油発見鉱区は、直径6000キロのMehsana/Patan/Ahmedabad/その他の地方県から成るMehsana ONGC全域に散在している。
Mehsanaにおける採鉱可能な1億MTの原油の内、2800万MTはAPI-20グレード未満の重質油(heavy oil)で、Balol、Santhal、Lanwa、Bachrajee、North Kadiの5鉱区に存在する。この種の重質原油がインド国内で発見されたのは初めてのこと。
ONGCのSubir Raha会長兼MDによると、重質油の性質上、通常の技術では採鉱不可能で、同社はインドで初めて増進回収(EOR:Enhanced Oil Recovery)技術を採用する方針を決めた。今年(2002-03)は先ずBachrajee/Lanwa/North Kadi鉱区に同技術を導入、採掘を行う。
新技術の採用により原油回収率はこれまでの13%から40%にアップ、この種の鉱区における国際水準に近いものになる。ONGCは、ASP(Alkaline Surfactant Polymer)技術や微生物応用増進回収(MEOR:Microbial Enhanced Oil Recovery)技術も採用し、回収率をさらに改善することを目指していると言う。
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