SEAnews 2002-05-31 ArtNo.28933

【ムンバイ】タミールナド州Chennai拠点の二輪車メーカー、TVS Motor Company Ltd(TVSMC)は、国内需要が引き続き供給を上回っているにも関わらず、バングラデシュ向けに4ストーローク、110ＣＣエンジン搭載のモーターサイクル、“Victor”を初出荷した。
ビジネス・スタンダードとデカン・ヘラルドが5月29日報じたところによると、ＴＶＳＭＣはVictor400台を輸出するとともに、ダッカ・ベースのRian Motors Ltdを公認ディストリビューターに指名した。
ＴＶＳＭＣのディーラー筋によると、Victorの注文から入荷までの待ち時間は75日に及ぶ。しかし、Victorの月間生産台数を2万5000台から5万台に倍増することが計画されており、数カ月以内に待ち時間は短縮される見通しと言う。
ＴＶＳＭＣは生産台数の拡張により、輸出需要にも応じることを目指しているが、ＴＶＳＭＣがバングラデシュ以外の近隣諸国にも既に輸出しているか否かは明らかでない。ＴＶＳＭＣはＡＳＥＡＮ諸国に製造拠点を設ける計画を発表しており、目下調査を進めている。ＴＶＳＭＣはＡＳＥＡＮの1国に地元パートナーと手を結び、製造拠点を設けた後、ASEAN自由貿易協定(AFTA)の発効に乗じて他のＡＳＥＡＮ諸国への輸出を図るものと見られる。