2002-05-31 ArtNo.28928
◆Bharat Biotech、初の遺伝子組み替え薬品を国際市場に投入
【ムンバイ】地元バイオテクノロジー会社Bharat Biotech International Limited(BBIL)はインド初の遺伝子組み替えストレプトキナーゼ(Streptokinase)を今会計年度第4四半期に発売する計画だ。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが5月29/30日BBIL筋の言として報じたところによると、同社は米国において関係技術の特許権を申請しており、同申請が認可されれば、国際市場に製品を輸出できる。
ストレプトキナーゼは急性心筋梗塞/深部静脈血栓症(deep vein thrombosis)/動脈閉塞症(arterial occlusion)治療の第一選択薬(first line therapy)として位置づけられる一種の酵素で、心筋梗塞やその他の発作の過程で心臓や血管内に生じる血栓の溶解にも用いられる。
インド国内の心臓病患者の20%が同薬品の潜在的服用者と見なされる。目下この種の薬品は輸入に依存しており、コストが嵩むが、BBILはより受け入れ易い価格で販売する計画だ。
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