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2002-05-30 ArtNo.28914
◆ＩＳＳＤＡ、ステンレス・スチール消費の大幅拡大目指す
【ニューデリー】国民1人当たりのステンレス・スチール消費量を大幅に拡大するためIndian Stainless Steel Development Association (ISSDA)は目下新顧客開拓に力を入れている。 ビジネス・スタンダードが5月27日、ISSDA幹部の言を引用し報じたところによると、インドの1人当たりの年間ステンレス・スチール消費量は0.65キロと、台湾の30キロ、イタリアの23キロ、米国の8.4キロに比べ極端に低い。
インドでは家庭用品や大型家電製品部門の需要がステンレス・スチール需要の36.5％を占めている反面、運輸／建設部門の需要は2％を占めるに過ぎない。西側諸国では同カテゴリーが全体の26％を占めている。このためISSDAは同領域の需要創出に努め、Indian RailwaysやDelhi MRTSにコーチ製造に全面的にステンレス・スチールを使用するよう働きかけている。ISSDAはまた鉄筋(reinforcement bar)の製造に炭素鋼に替えステンレス・スチールを用いることを提唱している。例えば西部の山岳地帯に接した地域は、降雨量が多く、建築物のメンテナンス・コストが嵩む。このためこの種の鉄筋に対する潜在需要が存在するものと見られる。この他、液化石油ガス(LPG)ボンベの製造領域にも、ステンレス・スチールの新需要が存在する。ちなみにステンレス・スチール消費の年間成長率は12％と見込まれ、炭素鋼の6％を上回ると言う。
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