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2002-05-30 ArtNo.28913
◆Sesa Goa、昨年の鉄鉱石輸出13%ダウン
【パナジ】三井物産子会社のSesa Kembla Coke Company Ltd(SESA GOA)の昨年(2001-02)の鉄鉱石輸出は390万トンと、前年の450万トンに比べ13%ダウン、ゴアの鉄鉱石輸出業者のリーダーとしての地位を失うとともに税引き利益も下降させた。
エコノミック・タイムズが5月25日、Sesa GoaのChristopher Brown重役(MD)の言として伝えたところによれば、税引き前段階の利益は3億6430万ルピー(US$744万)と、前年の3億4050万ルピーを上回ったが、税引き利益は1億8310万ルピーから1億5590万ルピー(US$318万)に下降した。
所得税法(Income Tax Act)80HHC条下の鉱山会社に対する税制優遇の段階的撤廃と4ヶ月に及んだストライキが減益の主因。しかし輸出の4%の伸びで減益に歯止めがかかった。
今会計年度については、当初2ヶ月間に160万トンの輸出を達成した。残る期間にも好調な売り上げが見込めることから、ゴアにおける鉱石輸出業者トップの座を回復できる見通しだ。
国際アナリストによると、中国の来年の鉄鉱石輸入は昨年の8700万トンから1億3500万トンに拡大する見通しで、日本や欧州等の伝統市場への輸出拡大も望める。日本の鉄鋼会社や欧州方面の需要動向は依然として未知数だが、ゴアの輸出業者らは、取り分け欧州方面の市況回復を期待しており、楽観的見通しを抱きつつある。
Sesa Goaは昨年3クロー(US$61万)以上を投じてオリッサ州における鉱山設備を近代化、年間キャパシティーを200万トンに拡大した。このためこれらの鉱山は中国方面の需要増にも応じられる。しかしインフラ・コスト、鉄道輸送コスト、その他の輸送・荷役コストが依然としてネックになっている。オリッサ鉱山は昨年65万トンを生産したものの、利益の計上は依然として長期的目標とされている。カルナタカ州における状況もほぼ同様で、ハイコストが、競争力や生産性の向上、輸出拡大の阻害要因になっている。昨年のカルナタカ州からの輸出は80万トンと、僅かに下降した。しかしオリッサ/カルナタカ両州政府から獲得したハイ・グレードなライセンスのおかげでこれら両州の長期的見通しは明るい。カルナタカ州政府から獲得した年間45万トン採掘ラインセンスは今年度まで延長され、オリッサ州における年間65万トンの採掘ライセンスも更新されたと言う。
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