SEAnews 2002-05-28 ArtNo.28897

【コルカタ】Jhawarグループの旗艦、Usha Beltron Ltd (UBL)は75クロー(US$1532万)近くを投じ海綿鉄工場を設ける計画だ。
ビジネス・スタンダードが5月24日ＵＢＬのP Bhattacharya重役(MD補)及びPrashant Jhawar副会長の言を引用し報じたところによると、海綿鉄工場が稼働したなら傘下の鉄鋼プラントは必要とする原料をグループ内で調達でき、この方面のコストを大幅に削減できる。ＵＢＬは現在10万トンの原料をトン当たり6500ルピーの市価で社外から購買しているが、この種の規模の海綿鉄工場は18ヶ月で稼働させることができる。
ＵＢＬはまたトップ・ライン及びボトム・ラインの改善に寄与する技術的アップグレーディングに数千万ルピーを投資する予定だ。
一方、ＵＢＬは債務／資本再編計画の一環として金融パートナーを物色している。目下、ＵＢＬの自己資本は13.21クロー(US$270万)だが、負債総額は890クロー(US$1.8億)にのぼる。加えてプロモーターの出資率は24％に過ぎず、乗っ取り業者の餌食になる恐れがある。
こうした状況を改善するため少なからぬオプションが検討されているが、その1つは金融機関やベンチャー・キャピタル等の金融パートナーを誘致すること。しかし現状で金融機関がそのローンを資本に転換する可能性は少ない。
ＵＢＬの2001－02年の営業額は929.98クロー(US$1.9億)、それ以前15ヶ月の営業額は1107.26クローで、年間ベースに換算すると5％ほど売り上げが拡大したことになる。しかし税引き利益は48.81クローから6.03クロー(US$123万)に激減した。輸出額は163クロー(US$3331万)と、年間ベースで30％の成長を記録した。ボトムラインの悪化は主に繰り延べられていた税90クローが支払われたことによる。今会計年度に関してはインドネシア方面のマーケット・ベースの拡大が見込めると言う。