SEAnews 2002-05-24 ArtNo.28889

【ニューデリー】台湾の指導的チップ・セット及びマイクロプロセッサー開発業者VIA Technologiesは、インド市場向けパーソナル・コンピューター(PC)を含む家電製品用チップ・セットの開発に照準を合わせている。
デカン・ヘラルドが5月23日報じたところによれば、ＶＩＡテックのインド担当カントリー・マネージャー、Ravi Pradhan氏は同紙に以上の消息を語った。それによると、同社はＣＤドライブ、ネットワーキング、モバイル・グラフィクス、オプティカル・ドライブ、ＰＣ等幅広い電子製品のためのチップ・セットの供給を目指している。
インドは中国とともに主要なターゲット市場で、同社のチップ・セットは、インドの消費者が1万6000ルピー(US$327)前後のマルチメディアＰＣを手に入れるのを可能にする。ＶＩＡテックが提供する低コスト・チップ・セットは、Ｃ3プロセッサーを搭載した新たなＰＣマーケットを誕生させるとともに、消費者用電子製品の新領域を生み出している。ＶＩＡテックは製造施設を保持する地元マザーボード会社に技術と資金を提供する。
ＶＩＡテックは今年半ばまでに1Ghzと1.1Ghzの新チップ・セットを発売する他、今年末までに小型ＰＣ“Tablet”を紹介する計画で、後者に関してはマイクロソフトと提携交渉を進めている。この他、新世代のバリューＰＣ、ノートブック、インフォメーションＰＣ、デジタルＰＣアプライアンス等を紹介すると言う。