2002-05-24 ArtNo.28885
◆今年4月の乗用車販売14%ダウン
【ニューデリー】今年4月の乗用車国内販売台数は3万7146台と、昨年同月の4万3011台に比べ14%減少した。
デカン・ヘラルドとビジネス・スタンダードが5月24日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の発表を引用し、報じたところによると、今回のSIAMレポートは、乗用車(car)を最大6人(運転手を含む)が搭乗できる車両と再定義し、1)ミニ、2)コンパクト、3)ミッドサイズ、4)エグゼクティブ、5)プレミアム、6)ラクシャリーのサブ・カテゴリー細分している。
また運転手を含め定員7-9人の乗用車両は多目的車(multi-purpose-vehicle)と定義され、Maruti Udyog Ltd(MUL)の“Versa”と“Omni”は乗用車カテゴリーから、新設された多目的車カテゴリーに移された。新設多目的車(Versa/Omniのみ)の4月の販売台数は3890台を記録した。
多用途車の販売台数は昨年同月の7727台から7800台に1%増加した(SEAnewsはこれまでmulti-utility-vehicleを多目的車と呼称して来たが、今後は訳語を多用途車に変更する)。
MULの4月の乗用車販売台数は昨年同月の2万6443台から1万9439台に減少した。ミニ・カテゴリー(Maruti 800)は7180台、コンパクト(Zen, Alto & WagonR)は7627台、ミッドサイズ(Esteem, Baleno & Altura)は743台。新カテゴリー、多目的車及びバン(Versa & Omni)は3890台。
この他、Fiatは昨年同月の501台から4203台にジャンプしたが、Hyundaiは横這いの7151台で、Indica工場の操業停止に伴い、Telcoの4月の乗用車販売台数も昨年同月の3257台から1831台に減少した。また昨年4月に2048台を販売したDaewooは販売データを明らかにしていない。
コンパクト・セグメントの総販売台数は1万9077台と、乗用車販売台数全体の57.36%を占めた。同カテゴリーでは、Hyundai Santroが4万5517台、FiatのPalioとUnoが4103台販売された。
Ford Mondeo/Mercedes E-Class/Honda Accord/Hyundai Sonataから成るプレミアム・セグメントの合計販売台数は390台で、Hyundai Sonataの209台がトップを占めた。
なお2001-02年度に3万4000台の輸出を達成、国内最大の乗用車輸出会社になったFord Indiaは、4月には月間台数としては過去最大の3480台(Ikon)を輸出した。
|
|