2002-05-23 ArtNo.28880
◆IOC/ONGC等、エンジニアリング・インディアに入札
【ニューデリー】公共部門のエンジニアリング・コンサルタンシー会社Engineers India Ltd (EIL)の51%の持分売却を目指しインド政府が募集した入札には、Indian Oil Corporation (IOC)/Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)/ Larsen & Toubro (L&T)等が入札意向書(EOI:expressions of interest)を提出したようだ。
エコノミック・タイムズが5月21日伝えたところによると、IOCとONGCのスポークスマンは、共にEOIを提出した事実を認めており、IOC幹部は、ONGCと共同入札する可能性も示唆した。
インド政府は4月4日にEILの民営化入札を募集、5月17日にEOIの受付を締め切った。自己資本300クロー(US$6130万)以上の企業もしくはコンソーシアムが入札に参加できる。政府は同入札の国際顧問を指名するためのEOIも募集している。
政府持分処分閣僚委員会(CCD:Cabinet Committee on Disinvestment)はEILの51%の持分とともに、経営管理権も戦略パートナーに譲り渡す方針を決めている。また10%の持分は市価もしくは落札価格の何れか低い方の3分の1の価格でEILの従業員にオファーされる。
インド政府は現在EILの90.40%のシェアを保持、この他、一般投資家が5.14%、銀行/金融機関が3.14%のシェアをそれぞれ握っている。政府の持分は今回の売却により39.40%に縮小する。EILは2000-01年度に営業額787クロー(US$1.61億)、純益123クロー(US$2513万)を計上した。
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