2002-05-21 ArtNo.28863
◆E&D/製薬R&D部門のIT対応サービス需要今年2倍に拡大
【ニューデリー】エンジニアリング&デザイン部門及び製薬業研究開発(R&D)部門向けの情報技術(IT)対応サービスの売り上げは、昨年(2001-02)700クロー(US$1.43億)をマークしたが、2003年3月末までには1400クロー(US$2.86億)にほぼ100%拡大する見通しだ。
インディアン・エクスプレスが5月16日、全国ソフトウェア・サービス企業協会(NASSCOM:National Association of Software and Services Companies)オフィシャルの言として報じたところによると、IT対応サービスの市場規模は7100クロー(US$14.51億)と見積もられるが、上記2部門はその10%を占め、コール・センターを凌ぐ成長の潜在性を備えている。
例えばFluor Danielはインドに200人以上のスタッフを擁するE&Dセンターを設けており、Bechtelはデリーに550人が勤務する同様のセンターを有する。この他、Daimler Chrysler、EASi、DSQ Software、KvaernerもインドでオフショアE&Dサービスを手がけている。
Kvaener Powergas India LtdのK Rajamani取締役によると、大部分の海外企業はコスト削減に努めており、インドをオフショア・アウトソーシングの魅力的基地と見なしている。クベルネルの800人のインド・スタッフは英国の本社のためにサーブする以外に、約11のプロジェクトを手がけている。目下、同社は石油化学、化学、冶金領域に力を集中しているが、製薬やバイオテクノロジー等の新たな領域の機会も探っていると言う。
ハイエンドな製薬R&D活動には、インフォマティクス(新薬発見ソフト&サービス/リサーチ・アプリケーション/データベース・コンテンツ)、分子の3次元構造に基づく薬物設計(Structure-Based Drug Design)、薬品化学(medicinal chemistry)が含まれ、この方面のキー・プレーヤーにはAurigeneやGVK Bioが挙げられる。薬品開発には、データ・マネージメント、臨床前検査、臨床検査が含まれ、同領域の主要プレーヤーにはQuintiles、PharmaNet、PharmaLinkが含まれると言う。
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