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2002-05-21 ArtNo.28851
◆リライアンス、インディアン石油化学の26%政府持ち分落札
【ニューデリー】政府持分処分閣僚委員会(CCD:Cabinet Committee on Disinvestment)は19日の会議で、Indian Petrochemicals Corporation Ltd(IPCL)の26%の政府持分をReliance Petroinvestmentsに1491クロー(US$3.047億)で売却することを承認した。
エコノミック・タイムズが5月19日報じたところによれば、リライアンスの落札価格は1株231ルピーと、Indian Oil Corporation(IOC)の2番札を81%上回ったが、IOCの入札価格は128ルピーと、政府が提示した最低留保価格131ルピーを下回った。また第3の入札者、洗剤会社Nirmaの入札価格は110ルピーだった。
何れにしても石油小売り会社IBPと国際電話会社Videsh Sanchar Nigam Ltd(VSNL)の政府持分を、それぞれ僅かなマージンでIOCとTataグループに奪われたリライアンスの連敗記録に終止符が打たれ、リライアンスはインド石油化学市場における支配体制を一段と強化した。
インド石油化学市場ナンバー・ワンのリライアンスが、ナンバー・ツーのIPCLを傘下に収めたことにより、前者はモノエチレン・グリコール/パラキシレン・ジメチル・テレフタレート/ポリプロピレンの3製品市場をほぼ独占、エチレン/プロピレン/エチレン・ジクロライド/直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)/ポリ塩化ビニール(PVC)市場でも圧倒的支配体制を築いた。また洗剤原料の直鎖アルキル・ベンゼン(LAB:linear alkyl benzene)に関しても市場シェアは50%近くに達する。
しかし、IPCLの26%の政府持分を1491クローで落札したリライアンスは、別途約1147クローを投じてIPCLの20%のシェアを同じ価格で公開買い付けせねばならない。
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