2002-05-20 ArtNo.28846
◆二輪車メーカー、好調な売り上げに関わらずマージン低迷
【ムンバイ】昨年は二輪車のボリューム販売が顕著に拡大したものの、メーカーの営業マージンに目立った改善は見られなかった。
エコノミック・タイムズが5月16日伝えたところによると、Bajaj Auto Ltd(BAL)とHero Honda Motors Ltd(HHML)の営業マージン(Operating margin)は拡大したが、TVS MotorsとLMLのそれは下降した。営業マージンは減価償却費/利子/税引き前の利益を純売り上げ(その他の収入を除く)で割ったもの。
BALのマージンは9%から16%に改善したが、これは主に納入業者の合理化、コスト削減、モーターサイクル販売の拡大に伴うもの。HHMLのマージンも2%ポイント・アップした。
しかしTVSのマージンは、大幅なディスカウントが祟り7.1%から6.8%に下降、LMLのそれは1.1%から-2.7%に、最悪の落ち込みを見た。LMLのマージンの落ち込みにはスクーター販売の不振と、モーターサイクル市場参入コストの未回収が影響した。
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