2002-05-20 ArtNo.28839
◆年間石油精製能力、1億1646万8000トンに拡大
【ニューデリー】インドの年間石油精製能力は2001-02年初の1億1254万トンから今会計年度の1億1646万8000トンに拡大した。
エコノミック・タイムズが5月16日伝えたところによれば、これは主にIndian Oil Corporation(IOC)のKoyali/Barauni/Haldia3製油所の設備能力が拡張されたため。グジャラート州Koyali製油所の精製能力は1250万トンから1370万トンに、ビハール州Barauni製油所のそれは420万トンから600万トンに、西ベンガル州Haldia製油所のそれは375万トンから460万トンに、それぞれ拡大された。これによりIOCの合計年間精製能力は3610万トンから3995万トンに拡大した。IOCは上記3製油所の他、タミールナド州Chennai製油所650万トン、タミールナド州Narimanam製油所50万トン、アッサム州Bongaigaon製油所235万トンを傘下に収めている。
この他、石油・ガス探査会社Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)は昨年アンドラプラデシュ州Tatipakaに設けた年間原油処理能力7万8000トンのミニ製油所を稼働させた。
Bharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)は年間処理能力690万トンのマハラシュトラ州Mumbai製油所を所有、同750万トンのケララ州Kochi製油所と同300万トンのアッサム州Numaligarh製油所の支配権益を握っている。
Hindustan Petroleum Corporation Ltd (HPCL)は同550万トンのマハラシュトラ州Mumbai製油所と同750万トンのアンドラプラデシュ州Visakhapatnam製油所を経営、また同969万トンのカルナタカ州Mangalore製油所にA V Birla Groupと対等出資している。
一方、民間部門のReliance Petroleumは、同2700万トンのグジャラート州Jamnagar製油所を経営している。
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