2002-05-20 ArtNo.28837
◆製薬大手、抗精神病薬ジプラシドン製品ライン・アップ
【ニューデリー】インドの主要製薬会社は、精神分裂症の治療に効果を発揮する新薬品成分ジブラシドン(ziprasidone)市場の開拓を目指し、ビーラインを成している。
ビジネス・スタンダードが5月16日報じたところによると、グジャラート州Ahmedabad拠点のTorrent Pharmaは、シブラシドンを主成分とするAzona商標の抗精神病薬を既に販売しており、マハラシュトラ州Mumbai拠点のSun Pharmaは1週間以内に新薬Zypsidoneを発売する予定だ。Ranbaxyは6月の発売を目指し、関係認可が下りるのを待っている。
ジプラシドンはPfizer社が発見した化学物質で、昨年2月に米国食品薬品局(FDA)の認可を取得した。ファイザー社は同薬品を米国において“Geodon”商標で販売しているが、インドにおける発売はまだ計画していない。
市場調査会社ORGによれば、インドの精神調整薬(psycholeptic)市場は約265クロー(US$5415万)で、この内抗精神病薬市場は66.5クロー(US$1359万)と見積もられる。
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