2002-05-16 ArtNo.28824
◆日立、パッケージ・エアコン市場の20%のシェア目指す
【バンガロール】インド・エアコン市場の潜在性に注目する日立は、2007年までにパッケージ・セグメントの少なくとも20%のシェアを占める計画だ。
インディアン・エクスプレスが5月15日報じたところによると、日立国際事業部のイトウ・フミオ氏はこのほど同紙に以上の方針を語った。それによると、インドのパッケージ・エアコン市場は現在の2万8000セットから2007年までに8万4000セットに拡大、アジア市場の17%のシェアを占めるものと見られる。日立は少なくとも20%のシェアを獲得を目指している。日本冷凍空調工業会(日冷工)の予想によれば、インドのチラー・セグメントは2000年の2500万米ドルから2005年までに5300万米ドルに拡大するものと見られる。インドのエアコン市場は、今のところ小規模だが、大市場に成長する潜在性を備えている。台湾、中国、マレーシア、スペイン、ブラジルに海外工場を有する日立は、インドにも製造拠点を設けることを検討している。同氏は工場建設のタイムフレームを明らかにすることを避けた。
日立とLalbhaiグループの合弁に成るAmtrex Hitachi Appliances(AHA)のNaishadh Parikh重役(MD)によると、同社はエアコン市場における現在の14%のシェアを18%に拡大することを目指している。昨年インドのエアコン産業の売り上げは横這いだったが、AHAは30%の成長を達成した。グジャラート州Ahmedabadを拠点とする年商370クロー(US$7560万)のAHAは今年も40%の成長を目指していると言う。
|