2002-05-16 ArtNo.28823
◆バジャジ、インドネシア/ブラジルの各10%のシェア目指す
【ムンバイ】 地元二輪/三輪車大手Bajaj Auto Ltd(BAL)は、輸出市場開拓の上ではインドネシアとブラジルに照準を合わせ、両市場の各10%のシェア獲得を目指す方針だ。
インディアン・エクスプレスが5月14日、BALのSanjiv Bajaj副社長の言として伝えたところによると、既に同社はブラジル市場に橋頭堡を築いているが、近くインドネシアへの二輪車輸出も開始する。両市場の開拓に関しては適当な現地パートナーと提携し、消費者への密着を図る。また必要があれば、現地に組み立て製造ラインも設ける。インドネシアでは年間約50万台の二輪車が販売され、Honda、Yamaha、Suzuki、Kawasaki、Vespa、Mahator、Jialing等が製造施設を設けている。ブラジルの年間市場規模は20万台前後だが、ラテン・アメリカ市場はBALの二輪/三輪車販売に既に25%ほど貢献している。
しかし中国市場の開拓は慎重に進める方針だ。これはデザインがコピーされる恐れがあるためで、BALはこの点に関して中国市場における豊富な経験を積んだ川崎の意見を聴取するため、最近代表団を日本に派遣した。
BALのRahul Bajaj会長はまたインド産業連盟(CII)代表団を率いてエジプトを訪問、同地のビジネス機会を探っていると言う。
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