【ニューデリー】国内景気の不振と相俟って昨年(2001-02)の商用車/多目的車/スクーター/モーペッド/三輪車輸出は、何れも下降したが、乗用車とモーターサイクルの輸出は増加した。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが5月13日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の発表を引用し報じたところによると、Ford Indiaは昨年、前年の2万2990台を118%上回る5万108台を輸出、国内乗用車輸出全体の60%以上を占めた。フォードは中型乗用車Ikon3万392台を南アフリカとメキシコに輸出した。またTata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)の小型乗用車Indicaの輸出は前年比374.6%贈の2283台をマーク、Hindustan Motorsも昨年は乗用車60台を輸出した。
しかし乗用車市場のリーダー、Maruti Udyog Ltd(MUL)の輸出は前年の1万5025台から1万1874台に21%、Hyundai Motor India Ltd(HMIL)のそれは5422台に前年比7.1%、General Motors Indiaのそれは47台に同42%、それぞれ下降した。
昨年の商用車輸出は1万1426台と、前年の1万3770台を17%下回った。中・大型商用車の輸出は前年の5510台から昨年の4656台に15.5%、軽商用車の輸出は同8260台から6770台に18%、それぞれダウンした。Telcoの昨年の中・大型商用車輸出は前年比18.1%減の2568台、軽商用車輸出は同34%減の4617台にとどまった。