2002-05-14 ArtNo.28814
◆Eicher、大型商用車製造計画にUS$2656万投資
【ニューデリー】地元の軽商用車メーカー、Eicher Motors Ltd(EML)は、目下進めている大型商用車製造プロジェクトに最終的に130クロー(US$2656万)を投資する。
ビジネス・スタンダードが5月13日、EMLのRakesh Kalra重役(CEO)の言として報じたところによると、70クロー(US$1430万)を投じた第1期計画はほぼ完成、試験生産が既に開始されている。商業生産も次期四半期にはスタートする予定で、2003年3月期年度に1000台の販売を目指す。
EMLは、既存プレーヤー、Tata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)やAshok Leyland Ltd(ALL)のそれに比べ、ハイパワーで燃費の良い製品の提供を目指している。バイヤーは当初の購入資金が多少嵩むものの、ラニング・コストを削減できる。初年度の営業成績を見た上で、設備能力の拡張を図る。第2期計画には30~40クロー(US$613万-817万)が追加投資される。
EMLの今年4月の軽商用車販売台数は前年同月の401台から592台に拡大した。昨年の業界全体の軽商用車販売台数は12~13%の落ち込みを見たが、同社は14%の成長を実現した。今年は大型商用車の販売も加わるため、一層の成長が見込める。
しかし2002年3月期第4四半期の業績は、2001年12月と2002年1月になされた大型商用車製造計画への投資の影響を受けた。税引き前利益は前年同期の12.3クローから9.6クローに、税引き利益は11.2クローから5.3クローに、それぞれ縮小した。これは、大型商用車プロジェクトのための減価償却に5.5クロー、繰り延べられた納税に4.3クローが、それぞれ引き当てられたためと言う。
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