SEAnews 2002-05-14 ArtNo.28811

【コルカタ】フランスの大手セメント会社Lafargeは、西ベンガル州Bankura県Mejiaにインドにおける初のグリーンフィールド・セメント工場を建設する可能性を検討している。
ビジネス・スタンダードが5月13日伝えたところによると、西ベンガル工業開発公社(WBIDC:West Bengal Industrial Development Corporation)のGopal Krishna重役(MD)はこのほど同紙に以上の消息を語った。Lafarge India Ltdは、RaymondとTata Steelのセメント部門を買収、目下年産500万トンのキャパシティーを有する。ラファージュは100万トンの新工場の建設を計画しており、そのコストは100クロー(US$2043万)以上と見積もられる。同社は西ベンガル州政府にある種の優遇措置を求めているとされる。
ラファージュ筋によると、コルカタ周辺のニュー・タウン・プロジェクト等に伴い住宅部門のセメント需要が急増する見通しだが、西ベンガル州は元々セメントの純輸入州で、同社は目下需要動向を調査している。東部地区市場のほぼ21％のシェアを握る同社は今後も東部地区におけるセメント製造事業に照準を合わせて行くと言う。ちなみにGujarat Ambuja等、他の大手セメント会社も既に西ベンガル州に拠点を設けている。