SEAnews 2002-05-13 ArtNo.28802

【バンガロール】スウェーデン系の指導的ベアリング製造会社SKF Bearings India Limited(SKFｲﾝﾃﾞｨｱ)は、リプレースメント市場向け自動車用ベアリング・キットを発売した。
デカン・ヘラルドが5月9日報じたところによると、ＳＫＦインディアのTorsten Nordgren重役(MD)は8日記者会見し以上の消息を語った。それによると地元企業Sundaram Motorsとのマーケッティング協力の下、カルナタカ州とアンドラプラデシュ州に先ずその製品を投入。第1段階ではMaruti 800の前輪と後輪用のホイール・ベアリング・キットを販売する。
ベアリング販売はキット・フォームが非キット販売を上回り、後者の売れ行きは下降線を辿っている。先ず両州における売れ行きを見た上、他州にまで拡大する。また2002年にはホイール・ベアリング・キット、クラッチ・リリース・ベアリング・キット、タイミング・ベルト・キット、ウォーター・ポンプ・キット、サスペンション・キット等を含め異なる車種用のベアリング・ポートフォリオを拡大する。これらの製品の一部は輸入され、他はインドで製造される。
商用車市場のスランプが同社の営業に影響を及ぼしているが、この種の影響は乗用車市場における売り上げの伸びにより部分的に相殺されている。
ＳＫＦインディアは、自動車産業全体のダウンターンは終息、今年は売り上げが12％ほど伸びるものと期待している。自動車用ベアリング／電気産業用ベアリング／工業用ベアリング／サービスの4領域のビジネスを手がけるＳＫＦインディアは1965年にマハラシュトラ州Puneで操業を開始、現在はカルナタカ州Bangaloreに別に2工場を保持する。
一方、TVS Sundaram Iyengar & Sons Limited (TVS)傘下のSundaram Motorsは1911年以来、自動車関連のサービスに携わって来た。目下インドにおけるHonda、Fiat、Ford、Mercedes-Benz製乗用車のディーラーを務めている。