2002-05-13 ArtNo.28800
◆バジャジ、エグゼクティブ・セグメントの価格を合理化
【プネー】地元二輪/三輪車メーカー、Bajaj Auto Ltd(BAL)は、モーターサイクル・エグゼクティブ・セグメントの価格合理化計画に着手、同カテゴリーの強化を図っている。
エコノミック・タイムズが5月8日、BAL幹部の言として報じたところによると、同社は3万ルピー(US$613)未満のエントリー・レベル・バイク・セグメントではマーケット・リーダーだが、エグゼクティブ・セグメントに弱点が有る。このため価格合理化戦略を通じて6ヶ月後には販売台数を2倍に拡大することを目指している。
エグゼクティブ・カテゴリーの市場規模は15万台と見積もられるが、BALは約1万台を販売しているに過ぎない。BALはこれまで同カテゴリーにCaliber Cromaを投入、ディスク・ブレーキ・バージョンの価格はマーケット・リーダーHero Honda Motors Ltd(HHML)のPassionと同レベルに設定、ドラム・ブレーキ・バージョンは4万3000ルピー弱だった。しかしHHMLのPassionとSplendorの価格は4万2000ルピー前後で、BALは価格面で守勢に立たされていた。そこでBALは価格合理化戦略の下、4万ルピーの心理的限界を破る3万8999ルピーのCaliberベーシック・バージョンを発売した。BALの同セグメントにおける価格合理化作戦は5月1日にスタートしたが、同社幹部は新戦略の効果が目にされるにはなお6ヶ月を要すると予想した。
同社幹部によると、Pulsarの150/180 ccバージョンは、4月には6500台が販売され、BALは同セグメントにおけるナンバー・ワンとして浮上しつつあると言う。
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