2002-05-13 ArtNo.28791
◆経済界の自信回復:ET-NCAERビジネス自信調査
【ムンバイ】エコノミック・タイムズと応用経済調査全国委員会(NCAER:National Council of Applied Economic Research)が共同で実施したビジネス自信調査によれば、インドのビジネス・セクターには楽観主義が台頭している。
エコノミック・タイムズとデカン・ヘラルドが5月8日伝えたところによると、ビジネス自信指数(BCI:Business Confidence Index)は6四半期にわたり下降の一途を辿った後、2期連続の上昇をマークした。2002年4月に実施された調査の結果、BCIは2002年1月の調査時に比べ全体として10.8%ジャンプした。
BCIの上昇は広範な業種にわたり、大企業が小企業よりも一層楽観的見通しを抱いている。回答者は受注や設備稼働率の穏やかな改善を報告しており、少なからぬ回答者が世界経済の復調をバックに向こう6ヶ月間に輸出が拡大すると見ている。また向こう6ヶ月間に新規雇用や昇級を予定する企業も増加した。
しかし国内売り上げの増加を予想するものは依然として低水準にとどまった。また大部分の回答者がコスト圧力と価格面のハンディキャップが収益の改善を阻害すると予想している。こうしたことから今回のビジネス自信指数は、2000年4月に記録された6年来最高のBCIに比べれば、依然として大きな隔たりがあると言う。
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