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2002-05-09 ArtNo.28778
◆リライアンスの参画でマンガロール製油所の債務再編に弾み?
【ムンバイ】莫大な負債と赤字経営に直面するMangalore Refinery and Petrochemicals Ltd (MRPL)は、1ヶ月以内に新たな戦略パートナーを迎え、5050クロー(US$10.32億)の債務に再編を加えることになりそうだ。
インディアン・エクスプレスが5月6日、金融機関筋の言として伝えたところによれば、Reliance Industries Ltd(RIL)とIndian Oil Corporation (IOC)が共にMRPLに関心を表明しており、Kuwait PetroleumとOman Oilも出資の可能性を検討している。
RILは負債の3分の1を資本に、他の3分の1を優先株に、残りの3分の1を長期社債に、転換することを提案、同再編を通じてMRPLの戦略的権益を手に入れることを目指している。MRPLの債権金融機関をリードするIndustrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)も類似の再編案を準備しているとされる。
MRPLの授権資本は2000クロー(US$4.087億)、払込資本は729クロー(US$1.49億)で、これに対して負債の内訳は、年利16%の社債が163クロー、同17.5%の社債が112クロー、銀行からの外貨建てターム・ローンが895クロー、銀行からのルピー建てターム・ローンが1043クロー、金融機関からのルピー建てターム・ローンが1363.57クローとなっている。
戦略パートナーによる新資本の注入は、債務再編案が完成した後のことになるが、如何なる再編案にしろ、既存合弁パートナーのAditya Birla GroupとHindustan Petroleum Corporation Ltd (HPCL)の同意を得る必要がある。そしてこれら両パートナーは依然として如何なる方式の再編措置を講じるか決断していない。
MRPLに戦略的投資を考えるものにとってのもう1つの懸念材料は、製品の引取先。目下のところ年間処理能力900万トンの製油所の稼働率は極めて低く、金融機関筋は債務/資本の再編計画と同時に製品の買い取り保証問題を解決する必要があると指摘した。
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