2002-05-07 ArtNo.28767
◆MUL株主割当1株2200ルピー:スズキ、政府と合意
【ニューデリー】スズキはMaruti Udyog Ltd(MUL)のインド政府に対する株主割当を1株2200ルピーで引き受けることを認めた。これは政府がMULの支配権益を放棄することに対してスズキが支払う1000クロー(US$2.04億)とは別に支払われる。
エコノミック・タイムズが5月4日伝えたところによると、インド政府はMULの6万6000株の引き受け権を市場で最高価格をつけたものに売却する。しかし他の投資家が1株2200ルピーを超える価格をオファーしなかった場合には、株主割当はスズキが引き受けることになる。
スズキと重工業省は5月4日関係協定に調印した。政府持分処分閣僚委員会(CCD:Cabinet Committee on Disinvestment)は5月10日に会合し、同協定を承認するものと見られる。
インド政府は、支配権益放棄に対する1000クローの代償支払いをスズキに認めさせただけでなく、株主割当権の放棄についても極めて良好な補償を手に入れられることになった。このため民営化計画にも弾みがつくものと期待されている。
|