SEAnews 2002-05-06 ArtNo.28757

【ムンバイ】工業生産指数(IIP)の業種別データによれば、耐久消費財部門は昨年初11ヶ月(2001/4-2002/2)に各部門中最大の11.6％の成長を記録、これによりＩＩＰ全体が2％強のプラス成長を維持した。
エコノミック・タイムズが5月3日伝えたところによると、インフラ部門は、セメント部門が前年同期のマイナス0.7％からプラス8.7％の成長を回復した以外、さしたる成長は見られなかった。耐久消費財部門の成長は、前年同期の16.3％には及ばなかったものの、経済全般のスローダウンを配慮するなら、依然として特筆に値する。
銀行業界筋によると同期間には住宅ローンと個人向けローンのみが力強いプラス成長を記録、特に個人向けローンの支給額の伸びが最高をマークした。個人向けローンは前年の約2000クローから4000クロー(US$8.17億)以上に拡大した。
しかしアナリストによると、耐久消費財にはテレビジョン、冷蔵庫、自動車、洗濯機等が含まれるが、これらの品目の全てが好調だった訳ではなく、圧力釜、電話機器、電気メーター等少数の品目が急成長を遂げたに過ぎない。内訳を見ると、裁縫用ミシンが61.8％の最高の成長を記録、以下自転車タイヤ51.8％、電話機器45.8％、家庭用電気メーター38.3％、モーターサイクル33.4％、冷蔵庫25.1％と続く。