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2002-05-03 ArtNo.28734
◆SAIL/RINL/Tiscoにコークス用タン値上がりの脅威
【ムンバイ】インドの主要鉄鋼会社Steel Authority of India (SAIL)/Rashtriya Ispat Nigam Ltd(RINL)/Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)は、予想されるコークス用炭の値上がりで、インプット・コストの大幅な上昇に直面しそうだ。
ビジネス・スタンダードが5月1日、業界消息筋の言として報じたところによると、日本の鉄鋼会社はコークス用炭の購買価格をほぼ14%、もしくはFOBトン(FOBT)当たり6米ドル引き上げることを認めるものと予想される。関係交渉はなお継続しているが、日本鉄鋼業界の購買価格はコークス用炭の国際価格のベンチ・マークにされている。日本は年間6000万トンのコークス用炭を輸入しており、これに対してインドは年間需要の50%、1220万トン以上(2001)を輸入している。
コークス用炭の国際サプライヤーは、今年2月にインド及び欧州の鉄鋼会社に、FOBT当たり50米ドルの売り値を提示したが、インドの鉄鋼会社は、日本の鉄鋼会社の動きを観望し、まだ回答していない。日本の鉄鋼会社は2001-02年にはFOBT当たり42-43米ドルを支払っている。
Joint Plant Committee(JPC)の報告によれば、インドではSAILが年間610万トン、RINLのVizag Steel Plantが240万トン、Tiscoが94万トンのコークス用炭を輸入しており、スチール1トン当たり900キロ前後のコークス用炭が必要とされる。オーストラリアは年間1億600万トンのコークス用炭を輸出、最大の輸出国となっており、この他の輸出国には、ニュージーランド、カナダ、中国が含まれる。
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