2002-04-30 ArtNo.28726
◆BAL、アウランガバードを川崎バイクのソーシング・ハブに
【ニューデリー】地元二輪車メーカー、Bajaj Auto Ltd(BAL)は、カワサキモータースとマハラシュトラ州Aurangabadに設けた工場を150CC以下のモーターサイクルのグローバル・アウトソーシング・ハブにする問題を協議している。
デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが4月29日伝えたところによると、BALのMadhur Bajaj副会長はPTI通信に以上の消息を語った。それによると、ハイエンド・バイクへの特化を目指す川崎は、BALにアウランガバード工場をロー・エンド・バイクのソーシング・ポイントにすることを提案した。BALは現在、川崎の技術支援下に100-175ccのモーターサイクルを生産しており、アウランガバード工場の年産能力は今年6万5000台から10万台に拡張される。
一方、BALはエントリー・レベルのモーターサイクル“Boxer'”と最近発売した“Pulsar”の好調な売れ行きを梃子に今年の二輪/三輪車販売の前年比13-15%の成長実現を目指している。BALは2001-02年にインド国内で二輪/三輪車125万台を販売、前年比15.2%の成長を実現した。内訳を見ると、スクーター販売は前年比2.4%増の36万5000台、モーターサイクルは同31.7%増の70万6000台、モーペッドは同33%減の3万6491台、三輪車は同3.7%増の14万5000台だった。
コスト削減/地元生産比率の引き上げ/サプライ・チェーンの合理化が奏功し、今年のマージンは15%ほどアップ、ボトムラインも改善する見通しと言う。
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